후리가나로 읽는 일본 고전
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ほうろうき(しょしゅつ)
放浪記(初出)
林 芙美子
林 芙美子의 放浪記(初出)(ほうろうき(しょしゅつ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 103,349자 · 207화면
一人旅
――一九二八・一二――
一人旅
十二月×日
浅草はいゝ。
浅草はいつ来てもよいところだ……。
テンポの早い灯の中をグルリ、グルリ、私は放浪のカチウシャ。
長い事クリームを塗らない顔は瀬戸物のように固くって安酒に酔った私は誰もおそろしいものがない。
テヘ! 一人の酔いどれ女でござんす。
酒に酔えば泣きじょうご、痺れて手も足もばらばらになってしまいそうなこのいゝ気持。
酒でも呑まなければあんまり世間は馬鹿らしくて、まともな顔をしては通れない。
あの人が外に女が出来たとて、それが何であろ、真実は悲しいんだけど、酒は広い世間を御らんと云う。
町の灯がふっと切れて暗くなると、活動小屋の壁に歪んだ顔をくっつけて、あゝあすから勉強しようと思う。
夢の中からでも聞えて来るような小屋の中の楽隊にあんまり自分が若すぎて、なぜかやけくそにあいそがつきてしまう。
早く年をとって、いゝものが書きたい。
年をとる事はいゝな。
酒に酔いつぶれている自分をふいと見返ると、大道の猿芝居じゃないが、全く頬かぶりして歩きたくなる。
浅草は酒を呑むによいところ。
浅草は酒にさめてもよいところだ。