후리가나로 읽는 일본 고전
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ほうろうき(しょしゅつ)
放浪記(初出)
林 芙美子
林 芙美子의 放浪記(初出)(ほうろうき(しょしゅつ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 103,349자 · 207화면
一直線に墜落した女よ! と云う最後のたよりを受取ってもう七年にもなる。あの男は、ピカソの画を論じ槐多の詩を愛していた。
これでもかッ! まだまだ、これでもかッ! まだまだ、私の頭をどやしつけている強い手の痛さを感じた。
どっかで三味線の音がする。私は呆然と座り、いつまでも口笛を吹いていた。
一月×日
さあ! 素手でなにもかもやりなおしだ。
市の職業紹介所の門を出ると、私は天満行きの電車に乗った。
紹介された先は毛布の問屋で、私は女学校卒業の女事務員、どんよりと走る街並を眺めながら、私は大阪も面白いなと思った。
誰も知らない土地で働く事もいゝじゃないか、枯れた柳の木が腰をもみながら、河筋にゆれている。
毛布問屋は案外大きい店だった。
奥行きの深い、間口の広いその店は、丁度貝のように暗くて、働いている七八人の店員達は病的に蒼い顔をして、急がしく立ち働いていた。
随分長い廊下だった。何もかにもピカピカと手入れの行きとゞいた、大阪人らしいこのみのこじんまりした座敷に私は始めて、老いた女主人と向きあった。
「東京から、どうしてこっちゃいお出でやしたん?」
出鱈目に原籍を東京にしてしまった私は、一寸どう云っていいかわからなかった。