후리가나로 읽는 일본 고전
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ほうろうき(しょしゅつ)
放浪記(初出)
林 芙美子
林 芙美子의 放浪記(初出)(ほうろうき(しょしゅつ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 103,349자 · 207화면
時ちゃんはピシャリと障子を締めた。
敷蒲団はたいさんと私と一緒の時代のが、たいさんが小堀さんとこへお嫁に行ったので残っていた。
あの人は鍋も、包丁も敷蒲団も置いて行ってしまった。
一番なつかしく、一番厭な思い出の残った本郷の酒屋の二階を思い出した、同居の軍人上りや、二階でおしめを洗ったその妻君や、人のいゝ酒屋の夫婦や。用が片づいたら、あの頃の日記でも出して読もう――。
「どうしたかしらたい子さん!」
「今度こそ幸福になったでしょう。小堀さん、とても、ガンジョウな人だそうだから、誰が来ても負けないわ……。」
「いつか遊びに連れて行ってね。」
「あゝ……。」
二人は、下の叔母さんから借りた上蒲団をかぶって日記をつけた。
一、拾参円の内より
茶ブ台 壱円。
箱火鉢 壱円。
シクラメン一鉢 卅五銭。
飯茶わん 弐拾銭 二箇。
吸物わん 参拾銭 二箇。
ワサビヅケ 五銭。
沢庵 拾壱銭。
箸 五銭 五人前。
茶呑道具 盆つき 壱円拾銭。
桃太郎の蓋物 拾五銭。
皿 弐拾銭 二枚。
間代日割り 六円。