후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
いけぶくろのかい
文藝別冊[総特集]岡本綺堂
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 文藝別冊[総特集]岡本綺堂(いけぶくろのかい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 72,671자 · 149화면
ませんでした。
半七 お嫁さんの噂もまだ無かったんですね。
十右衛 (やや迷惑そうに。)それは内々決まって居りましたので……。
半七 きまっていましたか。
十右衛 はい。こうなれば何もかも申上げますが、実は和泉屋の仲ばたらきのお冬という女に手をつけまして……。尤もその女は気立ても悪くないものですから、いっそ世間に知れないうちに相当の仮親をこしらえて、嫁の披露をしてしまった方がいいかも知れないなどと、親たちも内々相談して居りましたのですが、思いも付かないこんな事になってしまいまして、つまり両方の運が悪いのでございます。
半七 そのお冬というのは、年は幾つで、どこの者ですね。
十右衛 あけて十八になりまして、品川の者でございます。
半七 若旦那と色になるようじゃあ、定めて容貌もいいんでしょうね。
十右衛 容貌はまず十人並以上で、和泉屋の嫁に致しても恥かしくはないかと、わたくし共も存じて居りました。
半七 (うなずく。)いや、わかりました。(ひとり言のように。)やっぱりあの女か。
十右衛 お冬を御存じでございますか。
半七 あの騒ぎのときに楽屋でちらりと見かけたのが多分そのお冬という女でしょう。