후리가나로 읽는 일본 고전
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どうじ
文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子
室生 犀星
室生 犀星의 文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子(どうじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,454자 · 357화면
「それに妙にお前がやっておいでの朝はせかせかした落着がない気もちになってすぐお前が来るということが分るわ。よく鳥のかげが家のどこかにさすと誰か珍らしい人が来ると言うわね。ちょうどあのときのようにわたしにはお前がくるときは、朝のうちに何も彼もわかってしまうの。そんときはまるで嬉しくて仕方がないものだから、この子はどうしたんだろうってお母さまが仰るくらいなんです。だからわたしきょうはいい事があるんだと言っておくの。ほんとにふしぎね。そんな日は決ってお前は石段のところにいつものようにきちんと坐って待っているんだもの。どうしたの。そんなに黙ってさ、お前だってそのときは嬉しいのだろうね。そりゃわたしと同じだろうからね。」
弟は唯何も言わないで歩いていた。
かれは石段のところから二町ほど上流の、灰色っぽい木橋の袂まで来かかっていた。長い木橋の、灰ばんで横わっている姿は、枯れた川原の草の上に蕭条として架っていた。その橋の上流は藪につづいた外は、一望の白い石ばかりの川原と土手との続きであった。かれら姉弟は橋の袂にぼんやり佇ちつくしていた。
そのうち弟はひとりだけ姉のそばから隔れた。