후리가나로 읽는 일본 고전
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どうじ
文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子
室生 犀星
室生 犀星의 文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子(どうじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,454자 · 357화면
童話
一
一
「お姉さま、――」
小さい弟は何時の間にか川べりの石段の上に腰をかけ、目高をすくっている姉に声をかけた。
「お前、いつの間に来たの、こちらへ来ると危ないわよ、わたしすぐ足をふいて行くから。」
姉は慌てて今まで流れにひたしていた足をふいて、拭いていながらも自分と同じい顔をしている弟を見て、そして四辺に誰もいないのを見定めると、石の段々をあがった。道路から二段目のほかほかした日あたりに、足を鞦韆のように下げている弟のそばへ行き、そして肩の上に手を置いた。
「沢山捕れたの。」
「いいえ、ひとりだから駄目よ、二人だと手拭を両方から持って居れば沢山捕れるんだけれど……お前よく来られたわね。」
小さい弟は微笑っただけで別にそれについては返辞をしなかった。顔いろの悪いのはこの前会ったときと同じかった。
「みんなお達者、――」
「ええ、みんな………。」
姉は弟にならんで石段の上に腰を下ろした。石段に猫じゃらしの穂が一杯に伸び一番下の段に美しい水が機嫌よくながれていた。瀬すじの優しいところに列んだ目高が二人の話声が水面に落ちるころには、驚いて神経深く乱れた。ふたりは殆ど大人のように黙り合っていた。