일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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どうじ

文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子

室生 犀星

室生 犀星의 文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子(どうじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,454자 · 357화면

아오조라 문고

お俊はそういう可憐な姿が右と左との手に重りかかっている夜の町へ能く買いものに出かけた。二人には同じいものを買ってやった。どうかすると両方から押すのでお俊はどうかすると二人のために足をすくわれるような、危ない足取りをさせられた。お俊は楽しげな可笑しい気もちになり、よく二人に言った。

「押さないで頂戴、お母さんが歩けはしないじゃないの。」

姉弟はそう言われると五寸くらいずつ、間隔を置いてあるいたが、すぐ又足をふみつけるほど何かを話すたびごとに押しよせて来たりした。お俊はしかたなしに二人に揉まれて歩いた。――お俊は両手にかんじるともない重みをきよ子の寝顔を見つめているうちに感じた。お俊は溜息をついてこの頃は平気になって眺められる写真を鏡台のところへ行って眺めた。眺めるだけで心に落着きが来るのだった。あきらめ切ったこころがそういう写真の中の現実をほんのしばらくの間、正確にお俊の眼の中にとどまらせたからであった。お俊は日が経つごとに忘れて行くという人の言葉が、反対の意味で忘られなかった。何か肝心の一つのもの、笑顔や言葉や足つきだけが眼に残った。風呂場へはいると手に足がかんじられた。