후리가나로 읽는 일본 고전
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どうじ
文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子
室生 犀星
室生 犀星의 文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子(どうじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,454자 · 357화면
童子は、あか児のそばを離れ、もみじしたつたの葉をむしっていた。――食事のときにも、母親は、童子に小さい魚を火にあぶってつけたが、童子はそれよりも野菜の方に箸をつけた。
「お母様、おさかなはどうして釣るもの。」
童子は、紅い肌をした一疋の魚を箸のさきで、指さし尋ねた。
「河にいるし海にもいるの、針のさきに餌をつけ、おさかなの居そうなところへ垂げておいて、静かにしているのです。お腹のへったおさかなが来て、フイに食べて針に引ッかかる……。」
「おさかなは痛いでしょうね。」
童子は、母親の顔をみて、痛そうな顔をして「このおさかなもそうして釣れるの。」そう尋ねた。
「多分そうだろうね。」
父親がそばから言った。
「おさかなは人間に食べられることを生きているうちは、あまり考えないらしい、だから悲しくはないのだ。」
「食べられてから悲しくないの。」
童子は、こういうと食卓の向側にいる父と母とを、かわるがわる眺めた。――父親も母親もすこし青ざめ、しばらく黙り込んでいた。
「おまえはむずかしいことを言いますね。そりゃお魚だって悲しいにちがいはなかろうがね。しかし死んでいるんだからどうだか分らない。