후리가나로 읽는 일본 고전
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どうじ
文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子
室生 犀星
室生 犀星의 文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子(どうじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,454자 · 357화면
「この子は近年病気一つしたことはなし、この通り頑固なからだをして居りますから心配はございません。」
娘の方を見て、この話が乳のことでコワれないかと、いくらか不安そうに言った。
「では試験管にでもしぼっていただいて、すぐ樋口さんに見てもらいましょう。――ちょいとこちらへ入らしって。」
妻は、乳母を勝手へつれて行き、そこで管に入れた乳を平林が医者へ持って行った。
「早稲田の方にも一軒廻らなければなりませんから、事の決まり次第に失礼いたします。」
爺さんは契約書と、周旋料とを私から受取り、大きな財布にしまい込んだ。何しろこのごろは乳母になる女がないから仕事に骨が折れると云った。
「二三日べつに不良いものも食べなかったから、乳のわるい筈はない。」
母親は、使いの帰えるまで、そんなことを言い続けた。乳母は、膝を固まらせ、窮屈そうにしているので、肩で息をついて居苦しそうにしていた。堅気な奉公をしたことのない女のように、ときどき私や妻の方を偸みる瞳が素早かった。
平林が帰って来た。「乳はべつに不良いところがないそうです。」と言い、別に医者からの証明書のようなものを持って来た。