후리가나로 읽는 일본 고전
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どうじ
文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子
室生 犀星
室生 犀星의 文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子(どうじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,454자 · 357화면
しかし阿闍利さまは村の人達へはそのことを知らさないでいたのを、山の者が見つけたのだそうでございます。
山の者のいうところをききますと、阿闍利さまは夜となく昼となく童子の死体のそばを離れず、取乱して嘆いておられました。そればかりではなく一向お葬いをする容子も見えません――わたくしは童子のお葬いのために色々心で考えていたこともございますが、お知らせがないのでそのままにして置いたのでございます。
恰度、童子が亡くなりましてから七日目に、年来知っております山樵がわたくしの家へ薪を搬んでまいりまして、そして阿闍利さまが世にも恐ろしい有さまでおられることを知ったのでございます。
山樵はこう物語りました。
「わたしはお寺へいつもの薪を持ってまいりますと、奥から誰も答えてくれませんので、そっと奥の間を覗いて見たのでございます。すると阿闍利さまは童子の死骸に取縋って泣いておられます。その泣きごえは人間の声と思われないくらいです。陰々として寺の中をひびきわたるのでございます。しかも童子の死体からは厭な腐れた匂いがして、とうてい、その臭気には立っておられぬくらいですのに、阿闍利さまはその頬や唇に自分の頬や唇をふれ、そしては悲しげに注いでおられます。