일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 187,841자 · 376화면

아오조라 문고

母と妻

彼は、落城を見とどけると、すぐにも岐阜へ帰るつもりらしい。

お市の方も、泣く泣く麓へ扶けられて行った。やがて、この女性は、のちに勝家の室に嫁した。

もっと、ふしぎな将来を身にもっていたのは、その宿命の母とともに、戦火の山を降りた三人の幼い姫たちであった。

すなわち長女の茶々は、のちに大坂城での淀君となり、初姫は京極高次の室となった。そしていちばん末の姫は、二度嫁して、二度良人にわかれ、三度目に徳川二代将軍秀忠に嫁いで、家光を生み、東福門院を生む大幸にめぐり会った。

母と妻

あくる年、天正二年の三月初めであった。

寧子にうれしい便りが来た。いうまでもなく良人の藤吉郎からである。

折返し、母うえの御文、そもじの文、いつもくり返しくり返しよみもうし候

彼女や母から出した手紙にたいしての返辞とみえる。藤吉郎の手紙にはいつも妻や母をよろこばそうとする意志があふれているが、こんどの便りは、わけても、文字どおりふたりを狂喜させることだった。

今浜のふしん、まだあら壁も所々ながら、母うえにもおいそぎ、そもじにも久々にて会いたさ、待ちわびられ候えば、すぐ御したく、おうつりあるよう、そもじより母上へつたえ賜われかし、余の事、近々の御見にゆずり、あらあら右まで