일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 197,228자 · 394화면

아오조라 문고

たに違いなかった。たとえば落日の赤さも、朝陽の赤さも似ているようにである。

武田逍遥軒――武田左馬助――穴山梅雪――馬場美濃守――真田信綱、同昌輝――山県三郎兵衛――内藤修理――原隼人佐――土屋昌次――安中左近――小幡上総介――長坂長閑――跡部大炊――松田三河守――小笠原掃部――甘利信康――小山田信茂。

部隊部隊の旗じるし馬簾などを見ても、また勝頼の前後をかためてゆく旗本たちの分厚な鉄騎隊を見ても、甲軍衰えたりとは、どこからも見えなかった。殊に、大将伊那四郎勝頼の面上には、

「敵――岡崎の城は、もうわが手の物」

としているような自信がみちていた。彼の豊かな頬には、かぶとの眉廂にちりばめてある黄金が映じて、いかにもこの壮年の大将の前途を華やかに想わせたものだった。

事実。

彼は気負うほどな実績を、信玄の死後にも挙げていた。徳川家の領域へ出て、そちこちの小城を攻め取ったり、明智城を奇襲して、信長の鼻を明かしたり、また、不利と見れば、疾風のごとく、還り去るのも見事だった。

わけてこんどの出陣には充分の画策がある。――甲府を発したのは五月一日であった。遠江から平山越えにかかり、やがて目標の地、三河へ攻め入ろうと、その夜、河原をまえに野営していた時である。