후리가나로 읽는 일본 고전
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あゆむ
日本プロレタリア文学集・23 婦人作家集(三)
戸田 豊子
戸田 豊子의 日本プロレタリア文学集・23 婦人作家集(三)(あゆむ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,183자 · 44화면
眼覚しの鳴ったことや、枕元をさえぎって動いた影や、お湯の沸る音も夢でのように覚えていた。陽のあたる机のはしから白い埃とパン屑を拭きとって、原稿紙を拡げ、顔も洗わずにペンを掴んだ。
書きかけて、幾枚もピリピリ裂いた。
窓へ立つ。
屋上の物干に白い布が飜り、広庭には水溜りがあった。工事場の騒音がせき立てるようだ。配達夫が腕を振りせかせかアパートへ入った。中庭へ群れた子供等へ陽が当り、一階の入口で若い女が、はな緒の赤い下駄を敷石の上でパンパン叩いていた。
渡が真中だけほじって食べたらしい、キメの荒いパンが机の上にあった。とも子はそれを噛り生ぬるい湯を呑んで外へ出た。
路地の角で、共同水道がよどんだ溝ぜきへよろけかかっている。菜っぱを洗っていた女がひょいと腰をあげた。
泥濘へしゃがんで濯ぎ物をしている女の背中いっぱいに陽が当って、そこへ括られた子供の手足が尻尾か何かのようにぶらぶら垂れた。厚い大きな女の尻が、敵意あるように路を狭くしていた。
とも子は誰にともなく会釈をしてそこを通り抜けた。眠ってる子供は汗をかいて、母親の油びかりする襟へ片頬をつぶしていた。