후리가나로 읽는 일본 고전
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あゆむ
日本プロレタリア文学集・23 婦人作家集(三)
戸田 豊子
戸田 豊子의 日本プロレタリア文学集・23 婦人作家集(三)(あゆむ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,183자 · 44화면
かつての松枝は完全に差入女房であった。一人の犠牲者――というよりはまず夫――への差入事業に百パーセントの感激を持った。しかし、家族――として何かにつけて会から保護されていた状態から抜け出して、進んで会の仕事をやる様になってから――この気持は徐々に清算されて行った。
プロレタリアの強固な連帯性――根強い同志愛――というものに身を以ってぶつかる様になってから――今まで個人的な気持にのみ終始していた自分がつくづく情なくなった。
目を揚げよ! そこには幾百幾千の白テロ犠牲者が温かい救援の手を待っているではないか!
牢獄の厚い壁を突き通して、何時かはこの気持が彼にも解って貰える時が来るだろう。――
「同志よ、貴方にはまだ定期的に差入をしてくれる肉親がいるし、献身的に働いてくれる会の同志たちが、本の世話なんかはしてくれるでしょう。――松枝が仕事の都合で一月位、面会に行かなかった事位、充分我慢できる筈です。しかし、それにしても私は少し御無沙汰しすぎた。今日この報告を書き終わったら、きっと、久し振りの、朗らかな手紙を書きますよ!」
階段のとこで松枝の名を呼ぶ者があった。