후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんふどうき
日本婦道記
山本 周五郎
山本 周五郎의 日本婦道記(にほんふどうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,409자 · 23화면
五
五
石田治部少輔三成が三万の軍をもって上野のくにへ攻めいったのは天正十八年五月であった。かれは佐竹、宇都宮、結城、多賀谷の諸将を指揮し、二十七日早朝から館林を攻撃せしめた。館林には留守兵をはじめ、上野のくに八ヶ城の兵およそ六千余騎がたてこもり、力をあわせて防戦したが、もとより寄り集りの兵のことで決戦の意気もなく、わずか三日のたたかいにあえなくやぶれ、おなじ三十日にはついに降参のうえ開城してしまった。
勝ちいくさに勢いをえた石田軍は、ただちに忍の領内へ侵入し、六月一日、城を包囲してひと揉みとばかり攻めたてた。
城はびくともしなかった。はじめから忍城の防備がどれほどのものかよくわかっていた、館林でさえわずか三日で陥ちたのである、まして忍などは半日もかかれば片付くにちがいない、将も兵もそう思っていた。まるでなめてかかったその攻撃のでばなは、しかし予想もせぬはげしい防戦をもって叩かれ、よせてはひじょうな損害をこうむって敗退した。――こんな筈はない。かれらには自分たちの敗けた理由がわからなかった、また城兵のまもりが堅いのだとは考えられなかった。――あなどりすぎたのだ。