후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんふどうき
日本婦道記
山本 周五郎
山本 周五郎의 日本婦道記(にほんふどうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,409자 · 23화면
……酒巻靱負之助のもとへ来た使者というのは館林城からのもので、すなわち石田三成が三万の大軍をもってくに境へ迫っている、すぐにこちらへ合体せよという知らせであった。北条氏はいくさが始まるとすぐ、関東諸国にある属城の主たちを小田原へ召集した、これは本城のまもりを固めると同時に、属下の離反をふせぐ策だったのである。城主たちはおのおのその兵の大半をつれて小田原城へたてこもった、したがって留守城はどこも防備がてうすだった、兵も武器もとぼしかった、それでみずからたのみがたしとみた足利、飯野、板倉、北大島、前岡、西島などの諸城の人々は、北条氏規の居城だった館林の城へ合体したのである。
忍の城主成田下総守氏長も子息氏範と共に精兵五百余騎をしたがえて去り、城に残った兵はわずかに三百そこそこだった、あとは老人と幼弱者と婦人たちだけで、もちろん武器も足りなかった。真名女は良人氏長の留守を預るとき、この事実をよく承知していた、そしてもしも小田原が落城し、関西の軍勢が押しよせて来るようになったら、城に火をかけていさぎよく自害しようと心をきめていた。――成田氏長の妻として、太田三楽斎のむすめとして、世に恥じぬ死にかたをするのが自分のつとめである。