후리가나로 읽는 일본 고전
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がまのち
日本怪談大全 第一巻 女怪の館
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 日本怪談大全 第一巻 女怪の館(がまのち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,678자 · 394화면
れるようになっておるが、近ぢかのうちに、地仙の籍を脱して、天仙になることになっておる、この霊窟は、それまで住んでおる仮りの住家じゃ、ここへその方を伴れて来たのは、その方の精神に感じてのことじゃから、気を置かずに休息するがよかろう」
話の内に日が出て明るい朝日の光が岩屋の中にさした。瑠璃色の羽をした鳥や、孔雀のように羽を広げた鳥などが、岩屋の前をおりおり啼いて通った。河野はふと己が気絶したときに喫まされた不思議な薬のことを思いだした。
「今朝私が戴きました薬は、どうした薬でございましょうか」
「草木を見ればよくわかる」
照道寿真は軽くこたえた。河野にはその意味がわからない。
「草木を見よと仰せられますと、草木を……」
照道寿真はにっと笑った。
「桂枝のもとには草生ぜず、麻黄の茎には雪積らず、これに準じて、注意しながら山を廻っておると、自然に薬が知れてくる」
照道寿真はそれを発端として玄妙な仙道の秘訣を教えはじめた。河野はその教えを心に刻みつけた。午後四時比になって寿真の話は終った。河野はその時になって、未熟な身でそうした神境におることが勿体ないように思われだした。