후리가나로 읽는 일본 고전
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がまのち
日本怪談大全 第一巻 女怪の館
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 日本怪談大全 第一巻 女怪の館(がまのち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,678자 · 394화면
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半ちゃんはやっと判った。
「そうとも、そうだとも、やっぱりお国のためだ」壮い男を見て、「お国のために、一札をとるのだ、さあ、書きやがれ」
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その日午近い比であった。広巳は山内容堂の墓地のある間部山の近くを歩いていた。広巳の気もちは混沌としていた。広巳は節操のない嫂に対する憤りから、その嫂にまかれて不甲斐ない兄を憤る一方で、人とも神とも判らない女に心を惹かれているところであった。
広巳は朝から飲んでいた酒で体はふらふらになっていたが、頭は冴えていた。狭い街路には生垣のある家があった。その時広巳の頭にふと浮んだものがあった。
(おや)
広巳は四辺に眼をやった。そこは右側に茨の花の咲いた生垣があって、それが一度往ったことのある家のように思われた。
(どうもおかしいぞ、あの家じゃないか)
鵜になって飛んだ二人の少女に呼びこまれた家のように思われるのであった。広巳は気が注いて笑いだした。
(まさか、まさか)
広巳は歩きだした。その広巳の後に物の気配がした。
「若旦那」
広巳は足を止めた。と、ちょこちょこと下駄の音をさして来たものがあった。広巳はちらりと揮りかえった。