일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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がまのち

日本怪談大全 第一巻 女怪の館

田中 貢太郎

田中 貢太郎의 日本怪談大全 第一巻 女怪の館(がまのち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,678자 · 394화면

아오조라 문고

政雄は就職口を探さなくてはならなかった。政雄はまた外に出るようになったが、大きい長い舌が何時も頭にあるので日の暮れないうちに帰って来た。

政雄はそうして五六日就職口を探して歩いたが、思わしい口がないうえに小遣銭もなくなったので、もと己の助手に使っていたことのある運転手のことを思いだして往ってみた。政雄に同情を持っていた対手の運転手は政雄をカフェーへ伴れて往って饗応をしてくれたので、それがために遅くなって宿へ帰ったのは夜の十一時比であったが、それ以来政雄は夜も出歩くようになった。

政雄は郊外の町と市の間を往復することになった新設の乗合自動車会社へ紹介せられて往ってみるとすぐ相談が出来た。政雄は心のどこかにくつろぎができると共に、家へ帰って冷たい残飯で夕飯を喫うのが厭になったので、カフェーに入って夕飯を喫い、八時比になって良い気もちで帰っていると、縁日であろう両側に露店が並んで人の出さかっている街路へ出た。

政雄はそれが面白いのでその人波の中に入って、どこへ往くともなしに往っていると、街路の右側が空地になって人波の淀んでいる処があった。そこには二三箇処にヤッチャ場があってそれぞれ人を集めていた。