후리가나로 읽는 일본 고전
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がまのち
日本怪談大全 第一巻 女怪の館
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 日本怪談大全 第一巻 女怪の館(がまのち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,678자 · 394화면
妖影
※(ローマ数字1、1-13-21)
※(ローマ数字1、1-13-21)
私はこの四五年、欲しい欲しいと思っていた「子不語」を手に入れた。それは怪奇なことばかり蒐集した随筆であって、序文によるとその著者が、そうした書名をつけたところで、他に同名があったので、それで改めたものらしい。表紙には「新斎諧」としてある。それは私の家へ時折遊びに来る男が、知らしてくれたものであった。
「大学前の、あの和本屋にあるのですよ、新斎諧と云うのでしょう」
と、その男は云った。それは十二三冊の小さな黄表紙の唐本で、明治四十年比、私は一度浅草の和本屋で手に入れたが、下宿をうろついている間に無くしたので、この四五年欲しいと思っていた。この春、芥川龍之介氏と逢った時にも「子不語」の話が出て、
「あれは子不語ばかり別になったものがありますか」
と、芥川氏が云うので、
「僕は一度持ってて、失くしましたから、探しておりますが、どうも見つかりません」
と云ったこともあった。こんなことで、古本に趣味を持って、唐本などを漁っている知人へは、それぞれ頼んであったので、それで、その男が知らしてくれたものであった。私はそれを聞くと、山の手の谷の底では、二三日前に降った雪が、屋根にも路ぶちにも一面にあって、寒い晩であったにも係わらず無くならないうちにと思って、またその男を伴れて、大学前へ往って