후리가나로 읽는 일본 고전
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がまのち
日本怪談大全 第一巻 女怪の館
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 日本怪談大全 第一巻 女怪の館(がまのち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,678자 · 394화면
で、その次の日曜日に檜物町にいる精神病専門の友人の処へ話しに往って、夕方になって帰って来たが、呉服橋から電車に乗るつもりで、停留場へ来たところで、呉服橋を渡ってこっちへ来る紋附羽織を着た男があった。非常にふけて見えるが、それは友人の弘光であった。私はまた変な者を見たな、と思っていると、むこうからも私を見附けたのか寄って来た。
「弘光君じゃないか」
と、云うとむこうからも、
「――君じゃないか」
と私の苗字を云った。それはたしかに弘光君であった。私はそこでついすると二人は東京にいるのではないかと思った。
「君は何時東京へ来た」
「今の汽車でやって来たところだ」
「じゃ、あの第二世は、前に来ているのか」
「いや来てやしないが、君は、なにか聞いたことがあるかね」
「いや、君と朝鮮へ往ったと云うことだけは聞いて、他のことは何も聞かないが、この間中、八重さんに似た人を、度たび見かけたから、君もいっしょにこっちへ来ているではないかと思っていた」
「彼女に逢った、……そうか」
弘光は蒼白んだ顔に、暗い驚きの色を見せた。私はこれには何か事情があると思った。
「八重さんは、いっしょじゃないかね」