후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんばし
日本橋
泉 鏡花
泉 鏡花의 日本橋(にほんばし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 88,697자 · 177화면
でござりますが。」
爺さんは天秤を潜るがごとく、腰を極めて、一息寄る。
「そのお弱い貴女が、また……何で、今時分、こんな処に夜風は毒の、橋は冷えます。私なんぞ出過ぎましたようでござりますが、お案じ申すのでござりますよ。」
「難有う、……身投げじゃないの、お爺さん。」
「滅法界な、はッはッ。」
「でも、ほんとうは投げても可いんです、今夜あたり。」と微笑んだ、が、笑顔の気高いのが凄いように見える。
「滅相至極も無い。」
「親身に心配して下さるのを私、串戯を云って済みません。まったく身でも投げそうに、それは見えましたでしょうとも。一人で、こんな処にぼんやりして。
実はね、お爺さん、宵からお目に掛っていた客が、帰りがけにこの橋から放生会をなすった品があるんです。――昨日はお雛様のお節句だわね――その蛤と栄螺ですって。」
「はい、成程。」
「殿方ばかりでなさるんでは、わざとらしくも聞えますが、その方は御姉さんの御遺言。……まあね、……遺言と云った訳なんですとさ、私も姉が亡くなったんです。
何ですか、可懐くって、身に染みてならないのに、少々仔細が有りましてね、もうその方ともこれっきり、お目に掛られないかも知れなくなったの。