일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

にほんばし

日本橋

泉 鏡花

泉 鏡花의 日本橋(にほんばし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 88,697자 · 177화면

아오조라 문고

」

傍目も触らず、清葉を凝視めて聞いたお千世が、呼吸が支えたようにこう云った。

「でもね、娑婆気だの、洒落だの、見得だの、なんにもそんな態とでなしに、しようと思って、直ぐあの中へ、頭からお宝を撒ける人は、まあ、沢山ほかには無い。――お孝さんばかりなんだよ。」

稲葉家の主、お千世の姉さん、暮から煩って引いている。が、錦絵のお孝とて、人の知った、素足を伊達な婦である。

「折角お前さん、可い姉さんを持って幸福だったのに、」

と清葉は、もの寂しそうに、

「困るわねえ、病気をして。」

「ええ。」

お千世は引入れられたように返事して、二人の目の熟と合う時、自働電話に備付の番号帳がパタリと鳴る。……前に繰って見たものが粗雑に置いたらしい、紐が摺って落ちた音。

ちょっと目を遣って見返しながら、

「そして、どんななの、やっぱりお孝さんは相不変?」

「ええ、困るのよ。二日に一度、三日に一度ぐらい、ちょっと気がつくんですけれど、直に夢のようになってしまいますわ。」

「そうだってねえ。」

「時々、嬰児のようなことなんか。今しがたも、ぶっきり飴と鳥が欲しいって、そう云って、………」

と莞爾するのが、涙ぐむより果敢く見られる。