후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんばし
日本橋
泉 鏡花
泉 鏡花의 日本橋(にほんばし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 88,697자 · 177화면
電話さえ無い始末、内証も偲ばれる。……あの酒のみが、打切飴。それも欲い時は火のつくばかり小児になって強請るのに、買って帰ればもう忘れて、袋を見ようともしないとか。病気が病気の事であるから、誰の顔の見さかえも有るまいが、それにしても大分の無沙汰をした。……お千世のためには、内の様子も見て置きたい、と菊家へ連れようとした気を替えて、清葉はお孝を見舞いに行くのに、鮨というのも狂乱の美人、附属ものの笹の気が悪い。野暮な見立ても、萎るる人の、美しい露にもなれかしと、ここに水菓子を選んだのである。
小紅屋の女房揉手をして、
「稲葉家さんへ。ええええ、直に、お後から持たせまして。」
小僧合点して、たちまち出額に蛸顱巻。
引摺るほどにその奴が着た、半纏の印に、稲穂の円の着いたのも、それか有らぬか、お孝が以前の、派手を語って果敢なく見えた。
二人は引返して、また、あの火の番の前へ出たが、約束事ででも有るごとく、揃って立停まらなければならなかったのは、一町たらず河岸寄りの向う側、稲葉家のそこが露地の中から、蜥蜴のように、のろりと出て、ぬっと怪しげな影を地に這わした、服装はしょびたれ、薄汚れて、広袖かと思う、袖口も綻びて下ったが、巌乗づくりの、ずんと脊の高い、目深に頬被りした、草鞋穿で、裾を端折らぬ、風体の変な男があって、懐手