일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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にっき

日記

宮本 百合子

宮本 百合子의 日記(にっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,285자 · 204화면

아오조라 문고

十二月十三日

しきりに学校、学校とさわぐ。よくなって自分の仕事をして居られるのに行かないのはどうこうと云い、しきりに義務を云々するが、自分から見れば姑息でたまらず。今日鎌倉の岸博士が来られる筈故すっかり診て貰い、何ともないとでも云われればともかくそうでなかったら出て行き、又わるくなりどうする気か。

然し少し深く考えて見ると、私としては幾分の利己的少くとも自己中心的な考があるらしい。つまり種々な意味で病気をされては私が困る――と云う心持。それ故、もう云うまいときめる。子供ではなしAは自分で考えてやればよいのだ。今朝の新聞に有島氏が一つ門中に三つも四つも家のある一つにこされ、部屋は五つほかなく、庭もないところだとよみ、深く深く動かされる。自分のうちにあるつまらない贅沢心、人の金をかりてまで家を作りたい――勿論よい書斎を持ちたいと云う意味ではあっても――Aの凡心と、よほどしっかりしないと、つまらない小ブルジョアになり下る傾向あり。恐ろしく思う。Aが、良人の心として許して居るもの、世間並の派手さなどは、此方からどしどし拒む勇気を要す。女などは、髪をきれいに結ぶ欲を持つ丈、男ほど純一に、深大になり得ない。