후리가나로 읽는 일본 고전
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わせだだいがく
早稲田大学
尾崎 士郎
尾崎 士郎의 早稲田大学(わせだだいがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,204자 · 220화면
その晩の場所は江戸川べりの貸席清風亭で、ビラにはごたごたとならんでいる弁士の中に彼の名前も書いてあった。裏通りを歩いて、若松町から電車に乗ると新宿の終点まで十分とはかからなかった。電車の沿線は野趣の豊かな田園で、角筈の終点から遊廓街がひらけている。現在の繁華街は残らず遊廓で普通のしもた家は一軒もなかった。入口の大門のあたりは朝がえりらしい嫖客がうろついている。角帽を被った西方現助はステッキをついて肩をそびやかし、見ようによっては彼の叔父さんとも思われそうな尾行巡査をつれて、しいんと鳴りをしずめている遊廓街の横町を左に曲った。すぐ右手にそびえている青いペンキの剥げ落ちた二階建の病院風の建物が新宿警察署なのである。鱈野刑事の顔をみると、受付にいた若い巡査が椅子から腰をあげてお辞儀をした。一瞬間、鱈野巡査の態度は一変して、急に鋭い視線をじろっと西方の顔に投げたと思うと、若い巡査に耳打ちをして、そのまませかせかと事務室の方へはいっていった。入口から幅の広いコンクリートの廊下が奥の方へつづいている。若い巡査は儼然とした面構えで、こっちへ、といいながら長い廊下を歩き、すぐとっつきの扉をあけた。