후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅんちゅう
春昼・春昼後刻
泉 鏡花
泉 鏡花의 春昼・春昼後刻(しゅんちゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,079자 · 102화면
三十四
「お待ちちょいと、」
と声をかけた美女は起直った。今の姿をそのままに、雪駄は獅子の蝶に飛ばして、土手の草に横坐りになる。
ト獅子は紅の切を捌いて、二つとも、立って頭を向けた。
「ああ、あの、児たち、お待ちなね。」
テンテンテン、(大きい方が)トンと当てると、太鼓の面に撥が飛んで、ぶるぶると細に躍る。
「アリャ」
小獅子は路へ橋に反った、のけ様の頤ふっくりと、二かわ目に紅を潮して、口許の可愛らしい、色の白い児であった。
三十四
「おほほほ、大層勉強するわねえ、まあ、お待ちよ。あれさ、そんなに苦しい思いをして引くりかえらなくっても可いんだよ、可いんだよ。」
と圧えつけるようにいうと、ぴょいと立直って頭の堆く大きく突出た、紅の花の廂の下に、くるッとした目をって立った。
ブルブルッと、跡を引いて太鼓が止む。
美女は膝をずらしながら、帯に手をかけて、揺り上げたが、
「お待ちよ、今お銭を上るからね、」
手帳の紙へはしり書して、一枚手許へ引切った、そのまま獅子をさし招いて、
「おいでおいで、ああ、お前ね、これを持って、その角の二階家へ行って取っておいで。」
留守へ言いつけた為替と見える。