후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅんちゅう
春昼・春昼後刻
泉 鏡花
泉 鏡花의 春昼・春昼後刻(しゅんちゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,079자 · 102화면
二十
爰に希代な事は――
堂の裏山の方で、頻りに、その、笛太鼓、囃子が聞えたと申す事――
唯今、それ、聞えますな。あれ、あれとは、まるで方角は違います。」
と出家は法衣でずいと立って、廂から指を出して、御堂の山を左の方へぐいと指した。立ち方の唐突なのと、急なのと、目前を塞いだ墨染に、一天する墨を流すかと、袖は障子を包んだのである。
二十
「堂の前を左に切れると、空へ抜いた隧道のように、両端から突出ました巌の間、樹立を潜って、裏山へかかるであります。
両方谷、海の方は、山が切れて、真中の路を汽車が通る。一方は一谷落ちて、それからそれへ、山また山、次第に峰が重なって、段々雲霧が深くなります。処々、山の尾が樹の根のように集って、広々とした青田を抱えた処もあり、炭焼小屋を包んだ処もございます。
其処で、この山伝いの路は、崕の上を高い堤防を行く形、時々、島や白帆の見晴しへ出ますばかり、あとは生繁って真暗で、今時は、さまでにもありませぬが、草が繁りますと、分けずには通られません。
谷には鶯、峰には目白四十雀の囀っている処もあり、紺青の巌の根に、春は菫、秋は竜胆の咲く処。