일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぼうがくととうきょう

望岳都東京

木暮 理太郎

木暮 理太郎의 望岳都東京(ぼうがくととうきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 31,243자 · 61화면

아오조라 문고

田野入山の裾と交叉した所に、軽く置かれた一抹の雪らしい者であった。聖岳ではないかと気が付いたが、其日は少し雲があったので判然しなかった。二日の後偶然此塔上で中村君に出遇ったので、夫は聖に相違ないと決定した。五日を経て再び中村君と途中で一所になって、共に塔へ登った時、不思議にも小倉君が来て、此山が矢張り天文台からも見えることを話された。此塔からは残念ながら赤石岳を望むことは出来ないが、凌雲閣からは愛宕の塔から悪沢岳を見た位置、即ち本社ヶ丸と黒岳との間に、少し前者に寄り懸り気味にして、頂上の南のはずれから左の斜面へかけての少部分を見せている。最う少し南寄りの場所、例えばニコライの塔か又は本郷元町辺の高い処ならば、頂上が見られるに相違ないと信ずる。此処から眺めた悪沢岳は、実に素晴らしいもので、見て居る中に大井川奥の強い力ある山の呼吸が、石炭の煙や汽笛の響に濁り切った都会の空気に漲溢して、懐しい山肌の匂が体に滲み込んで来るように思われる。蝙蝠岳が陣場ヶ峰と滝子山との間におずおず顔を出している。繰り返して言うが、あの遠い大井川の奥山は、都に縁の深い山である。