일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あさかのみやでんかにじしてみなみアルプスのたび

朝香宮殿下に侍して南アルプスの旅

木暮 理太郎

木暮 理太郎의 朝香宮殿下に侍して南アルプスの旅(あさかのみやでんかにじしてみなみアルプスのたび)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,765자 · 26화면

아오조라 문고

十二時に四十分前である。殿下は「急ぎましょう」と仰せられて、先頭にお立ちになり、風もない蒸し暑い日中の道をグングンお歩きになった。だくだくと汗が流れる。「夏の日に汗を流して強行するのは気持のよいものだ」と殿下は益々歩をお早めになる。全くこれは痛快な強行であった。そして御予定通り正十二時、兼て御休息所に充てられてあった台ヶ原の北原家の玄関にお着きになった。殿下は何事にもあれ御予定通りに進行することがお好きでいらせられると、兼てお附の方から承っていたが、今度の御登山は幸に御予定に狂いなく、今こそ有終の美を完うし得られたので、殿下の御機嫌さこそと、恐多いことながら私共までも非常に嬉しかった。かくて御旅装の儘にて、御殿からお廻しになった三鞭酒を一同へ下され、一同は心から殿下の御健康をお祝い申上げた。

北原家は酒造を業とするこの地の豪家で、曾て明治天皇の行在所であった由緒ある家であり、門前には聖蹟を顕彰する石柱が立っている。一同殿下の御跡に続いて、定めの部屋に通された。家人は御昼餐の支度に忙殺されているらしい。風呂が沸いているというので、私は槇君と一緒に貰いに出懸けた。