일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あさかのみやでんかにじしてみなみアルプスのたび

朝香宮殿下に侍して南アルプスの旅

木暮 理太郎

木暮 理太郎의 朝香宮殿下に侍して南アルプスの旅(あさかのみやでんかにじしてみなみアルプスのたび)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,765자 · 26화면

아오조라 문고

仙丈岳から駒ヶ岳へ

夕食の際、私は腹工合がよろしくないので、独りお粥を炊いて食べていると、殿下は御料の薬用葡萄酒を下し賜わった。誠に畏き極みである。

仙丈岳から駒ヶ岳へ

二十四日の朝は、朗かな駒鳥の鳴く音に目覚めて、鶯の囀る声に送られながら、午前六時過に野営地を出発した。河に沿うて十町余り下ってから、左に折れて小沢を遡り、甲信の国境山脈の上に登りついたのは八時半であった。「大変成績が好い、一本立てるかな」。殿下が仰しゃると、お声の懸るのを待ち兼ねていたように、言下に「有り難いッ」と頓狂な声を出して喜ぶのは、例の加島医師で、これには皆いつも笑わせられた。「一本立てる」とは、背負った荷の下へ棒を一本あてがって立ちながら休むことで、信州の人夫の言葉であるが、殿下はそれを真似させられたのである。

これから昼も暗い程に茂った白檜の林を分けつつ、仙丈岳に続く長い尾根を北に辿った。一時間程かかって森林帯を脱け出ると、偃松に掩われた岩峰の上に出る。北には仙丈岳が大きく蟠って、大仙丈沢のカール状の窪が正面に巨口を開いている。其左には槍穂高の連嶂が遥の空際から銀箭を射出す。笠ヶ岳、焼岳、乗鞍岳に次で、長大なる木曾駒山脈が紫紺の幔幕を張り渡して、特異な横谷には鋭く光る雪を鏤めている。