일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あさかのみやでんかにじしてみなみアルプスのたび

朝香宮殿下に侍して南アルプスの旅

木暮 理太郎

木暮 理太郎의 朝香宮殿下に侍して南アルプスの旅(あさかのみやでんかにじしてみなみアルプスのたび)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,765자 · 26화면

아오조라 문고

時がたつにつれ、行手の源氏山の方面からも、霧が捲くように雲が動いて来て、日がかげるとうすら寒くなる。其雲がまた次第に濃さを増し、ひと雨ぱらぱらと降りそうな気配も見えるので、休憩一時間の予定には十分早いのであるが、殿下も「さあ、出掛けましょう」と出発に御賛成であった。

出頂ノ茶屋から次の飴ノ茶屋まで一里半の間は、尾根の南側に沿うた爪先上りの路である。午後一時二十分に茶屋御着。暫くお休みがてら遅れた人達をお待ち合せになった。この茶屋はもと此処より半里許り西に離れて、池の茶屋への追分にあったように覚えているので、聞いて見ると昨年此処へ移ったとのことであった。出頂ノ茶屋よりも四百米高いから、此処が長い峠の真の頂上であろう。あとは下り一方で、始めだらだらと三十分許り西に山ひらを伝い、さて一気に五百米を駆け下りて仙城沢の上流を横切ると、道は其沢に沿うて山の鼻を大きく迂廻している。勾配は緩いが単調で飽きる程長い。殿下から昨年御登攀遊ばされた北アルプスの旅のお話を伺ったのをしおに、其折殿下に献上するというので、立山温泉に飼ってあった熊の子のことを思い出し、いかがなされましたかとお尋ね申上げたところ、「あれは断りましたよ」