일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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きのめだち

木の芽だち

宮本 百合子

宮本 百合子의 木の芽だち(きのめだち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,941자 · 10화면

아오조라 문고

科学者たちも、この闘いには参加している。これらの人々は、自分たちの国の経済事情に、民主主義というもののより高い発展がもたらされなければ、文化の商品化は払拭されないことを知っている。資本というものの天性は、一つの悪鬼に似ている。人間の労力から生まれた資本はためこまれて、やがて人間を喰いはじめ、その精神的所産までを貪婪に食いつくそうとする。それに対して、ヨーロッパは、自身の流血をもって闘った。第二次世界戦争の結果は、こういう意味で、疑いなくこれからのヨーロッパ文化を或る程度まで変えようとしているのである。

日本では、この間の事情が大分、異っていると思う。

第一、封建時代の日本大名たちは、自身低い文化しかもたない軍事的な支配者であった。日本の封建性は世界に類がないほど狭い国土の中でしめつけられて発達し、諸大名と徳川とは君臣というきびしい身分関係にしばられていた。ヨーロッパにおける諸王と国王との対等に近い関係とはまるで性質がちがっていた。諸大名に対する密偵制度、抑圧制度は実にゆき届いていたから、分別のある諸大名は、世襲の領地を徳川から奪われないために、中傷をさけるための工夫に、自分たちの分別の最も優秀な部分を浪費した。