후리가나로 읽는 일본 고전
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むらいちばんそうけいせん
村一番早慶戦
佐々木 邦
佐々木 邦의 村一番早慶戦(むらいちばんそうけいせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,468자 · 34화면
そんな問題は考える余地がない。単に東金君がこれほどまでに友情を重んじてくれるのかと思って、競争の決心を翻した。しかし今や僕も青春、郁子さんも女学校を卒業して、村一番と謡われていた。この村一番には異存がない。僕はその中に松の木の下の謎を此方から持ち出して解決したいと思っていた。東金君が言った通り、両家が親類になれば、一番も二番もない。自分の都合も好し、親同志の為めにもなる。唯心配なのは此方の両親の意向だ。余程巧く持ちかけないと首を横に振る。村一番の競争は東金家が格式を東京に求めて以来、一層尖鋭化していた。
その折から、東金では又郁子さんを東京へ片付けるという噂が伝わって来た。僕としては大恐慌だった。丁度冬休みで帰省中だったから、僕は早速東金君を訪れて、直接に当ってみた。
「君、郁子さんの縁談が評判になっているようだが、本当かね?」
「定ったよ、もう」
「ふうむ?」
「矢っ張り東京だ。姉が世話をしてくれた。義兄の従兄で今度は帝大出身の秀才だ」
「皆東京へやってしまうんだね」
「うむ。女の子を草深い田舎へ置くのは可哀そうだ」
「…………」
「僕は親父と相談して方針を定めた。