일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

じろうものがたり

次郎物語

下村 湖人

下村 湖人의 次郎物語(じろうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 178,724자 · 355화면

아오조라 문고

「あきらめるよりほかありません。」

「あきらめられるかね。」

「だってほかに仕方がないんです。」

「しかし、これはおまえ一人の問題ではないね。おまえはあきらめても、みんながあきらめなかったらどうする。」

「みんなにも、あきらめるように言います。」

「みんなはそれで承知するかね。」

「それはわかりません。」

「おまえもそれには自信がないだろう。」

次郎はだまりこむより仕方がなかった。俊亮はしみじみとした調子になって、

「時の勢いというものは、恐ろしいものだよ。五・一五事件もそうだったが、今度のおまえたちの問題も、どうせ行くところまで行くだろう。結局ストライキになるかも知れないね。」

「それは絶対にさけるつもりです。」

「さけるつもりでもさけられないよ。」

「まじめな五年生が五六人も結束すれば、さけられると思います。」

「その五六人というのは、留任運動の主唱者ではないかね。」

「ええ。ですからその五六人が結束すれば、きっと……」

「時の勢いというものは、一度出来てしまえば、それを作った人にもどうにも出来ないものだよ。現に五・一五がそうだろう。政党の腐敗を憤り、軍人が腐敗した政党と結んで政治に関係するのを快く思わなかった人たちは決して乱暴なことを企らんでいたわけではなかったんだ。