후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ぶしゅうこうひわ
武州公秘話
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 武州公秘話(ぶしゅうこうひわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,572자 · 209화면
取り分け最も喜んだのが花婿の則重であったことは前にも述べた通りである。
「筑摩軍記」その他の記載に依ると、此の結婚のゝち一年と数箇月を経て、天文二十二年三月に一閑斎が病死している。そして今から考えると、此の病死にも多少疑わしい点があるような気がするけれども、「道阿弥話」も「見し夜の夢」も此の死に関しては何も秘密があったらしく伝えていない。五十三歳で痢病で死んだとあるのだから別に不思議はないようなものゝ、「筑摩軍記」にはその病気の原因だの経過だのが変に事細かに書いてあるのが、普通の場合のこう云う記事と異なって、何となくわざとらしいように思われる。しかし此処ではあまり詮議立てをしないことにして直ちに次の出来事に移ろう。
天文二十三年甲寅八月、筑摩織部正則重は、領内の城主横輪豊前守が叛逆の報を聞いて、自ら七千騎の兵に将として月形の城を攻略に向った。此のとき河内介輝勝も則重の近習として従っていたが、八月十日の合戦の最中に、則重が城の大手から十五六丁離れた森の小蔭に馬を立てゝ軍勢を指揮していると、突然何処からか鉄炮の弾丸が飛んで来て、則重の鼻のあたまと擦れ/\の空間を横に掠めた。