일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

はなかみろうにん

濞かみ浪人

吉川 英治

吉川 英治의 濞かみ浪人(はなかみろうにん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,425자 · 39화면

아오조라 문고

その打明け話によると。

織田家の方では、其後も、少しも手を緩めずに、婚儀のはなしを進めていた。蠣浜橋での乱暴を、織田家の方から、かえって人を介して、謝罪してくるし、又、多年積もっている小山田の親戚先の負債まで整理してくれるやらで、さしもの頑固な一閑も、すっかり我を折ってしまい、先頃、和解と結納が一緒に済んで、藩庁へも、婚儀の届出がもう差し出されているというのである。

『――数右衛門、これでもおぬしは、お千賀どのを、妻に持つ気か。持てるとまだ思ってるか』

数右衛門は、腕拱みした儘、自分の頭を、畳の中へめり入れるように、俯向き込んでいたが、やがて少し醒めかけた顔を持ち上げると、

『何、持てないとは思わない』

と、答えた。

『え?』

呆っ気にとられた友達の顔を下に措いて、彼は起ち上っていた。

『まだ、分らぬ。まだ、お千賀どのの、心というものがござる。その心を、誰が知ろうぞや』

彼は先へ出て行った。残った連中が、後から出て行って、帰りがけに数右衛門の長屋の戸を隙見してみると、数右衛門は蒲団の中にもぐって、高い鼾をかいていた。

『――あいつは倖せ者だよ、まだ疑わないのだ。