후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
かせいのまじゅつし
火星の魔術師
蘭 郁二郎
蘭 郁二郎의 火星の魔術師(かせいのまじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 151,120자 · 302화면
大東亜の中心は矢張り東京だ、誰でも知っているそれだけのことさ――
老所長の話は、大体そんなことだった。木曾は、ていよく祭り上げられた恰好で、なんとなく頷いてしまったのである。
しかし時間が経つにつれて、木曾は自分がここに残ることになったについて、何故あんなにも呆然自失したのか、ということを考えて見る余裕も出来て来た。果してそれは本当に実験への情熱を裏切られただけだったろうか、それとも、ただ未だ見ぬ土地というものへの漠然とした憧れであったのか――、それが自分でもはっきりわからなくなって来た。実験ならここでも今までに相当なことはして来たつもりだ、しかも西欧科学と遮断されている今日、好条件の場所で、気鋭の者たちのあげるボルネオ支所の業績は、そのまま絶好の競争者を得た励みとして感じられぬこともないではないか。面白い――。
磁気学研究所実験室主任木曾礼二郎は、時と日が経つにつれて、やっと元気を取り戻して来た。
「所長もいっていたがね、同じ赤道直下の場所でも、なぜボルネオを選んだかというとね、東漸して来た西欧文明は先ずジャバ島に上陸した、そしてジャバ島を殆んど西欧化して東印度で一番の開発された島としたんだ、そしてなおも東漸しようとしたがボルネオはまだ本当に手がつけられていなかった、だからボルネオは東印度の、いや世界の