후리가나로 읽는 일본 고전
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かせいのまじゅつし
火星の魔術師
蘭 郁二郎
蘭 郁二郎의 火星の魔術師(かせいのまじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 151,120자 · 302화면
僕も出張ということでそっちへ行って見たいと思っていましたが、矢張り手不足などでどうやら急には行けそうもなくなりました、鬼が笑うかも知れませんが今年の末か、来年には皆さんの元気な、ボルネオ焼けの顔が見られると思います。内地の冬に、避寒がてら行ければ嬉しいと思います。諸君によろしくお伝え下さい。五月二十八日附――。
石井みちこから木曾礼二郎あて私信。
――お手紙ありがとうございました、さぞお忙しいこととお察し申し上げます。こちらでは実験室の準備も一通りすっかり揃いました、附設の発電所も十分な電力を起してくれます、しかもその発電所は水力でもなく汽力でもなく、ディーゼル機関を使っておりますの、矢張り石油の豊富な土地だということがしみじみと思われます。さて、私の朗らかさが、もうそちらにまで知れてしまったのにはおどろきました、これでは悪いことは出来ません……といって、私が悪いことをしているというのではございません、私がそんなに、人の眼につくほど朗らかになったと申しますのは、兄の僚一が、この近くに駐屯しております部隊にいることを、つい先ごろ知ったからでございます。