일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

りょうきのはて

猟奇の果

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 猟奇の果(りょうきのはて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 134,971자 · 270화면

아오조라 문고

一寸だめし五分だめし

例えば、この僕が品川四郎ではなくても、彼の百層倍も×××××とそっくりの顔をしていたと考えてごらんなさい。……ね、分るでしょう、それがどれ程恐ろしい意味を持っているか……」

彼は段々演説口調になりながら、この美しい聞手を前にして、いい気持ちになって、何事かを喋ろうとしていた。もう少し放って置けば、どんな恐ろしい秘密を打明けたかも知れないのだ。だが、折角の所で、とんだ邪魔が這入ってしまった。

一寸だめし五分だめし

その時、上の空で、悪魔の演説を聞いていた芳江が、何か見たのか、突然「ヒー」と云う様な、恥も外聞も忘れた悲鳴をあげて、一方の壁へ、蜘蛛の様にへばりついてしまった。

「オヤ、どうかしましたか」

男は態とビックリした様子で尋ねたが、彼女が驚くことは最初から予期していたのだ。

「アア、あの床の赤黒い痕ですか。御想像の通り血ですよ。ハハハハ、だが、血は血でも、人間のじゃありません。動物のでもありません。お芝居に使う紅ですよ。ホラこれです。ごらんなさい」

彼は云いながら、ポケットから小さな膠玉を取り出して、ハシッと壁にぶっつけた。膠が破れて、濃い血のりが、その壁が生きた人間の胸ででもある様に、タラタラと流れた。