일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

宮本 百合子의 獄中への手紙(ごくちゅうへのてがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 289,044자 · 575화면

아오조라 문고

火事ということから、人間の生活らしさがグーと迫って来た印象が忘られず、いつか書きたいと思っていたの。「第四日曜」とこれとは、何と云ったらいいでしょう、二枚折の屏風のような関係です。あの面、そして、この面、その二つの面が、どこかでつながっている。そういうようなもの。でも、二つつづけてかくと、同じ様式でかくのが進まず、短い方はずっと変化した形式で、話のように、(リアルな描写ですが)かきました。ああ、そしてね、この猛之介のじいさんは畦の由兵衛という仇名の男でありました。自分の畑や田から道へ出るときは、草鞋の下をこそげて出る、一かたまりの土だって汗と金のかかった土をよそへはもち出さぬという男。猛之介は、しかし、武蔵野の黒い土の厚みを二つにはいで、そこから儲を見ようという自分の智慧に満足している。一方を地下げし、一方を地盛りし、二つを売りものとする、そのために、竪穴の水平断面があらわれたのです。面白いわね。欲一点ばりの爺、人のいい発掘家、少年、その土地のいろいろの風景よ。

七、八日には、「昔の火事」をこねながら婦人のためのものを二十五枚(二十枚は口述)。

二十五日に手紙さしあげて、『文芸』