후리가나로 읽는 일본 고전
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ばんちょうさらやしき
番町皿屋敷
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 番町皿屋敷(ばんちょうさらやしき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,494자 · 67화면
あしたは御釈迦の誕生という七日の夜に、白柄組の重立った者八九人が青山の屋敷にあつまることになった。別に仔細はない。やはり去年と同じようにひとつ組の者が打寄って、内輪の酒宴を催すのであった。かしらの水野十郎左衛門も無論に来るといった。
「暮六つからの会合の約束だ。支度を怠るな。かの高麗皿も出して置け」
家来どもに申し付けて、播磨は午頃からどこへか出て行った。今日は女たちの忙がしい日である。十太夫も若党共も手伝って、大の男が袴の股立ちを取って酒や肴の支度にかかった。
「まずこれであらましは調うた」と、十太夫は禿げあがった額の汗を拭きながらいった。
「時刻はまだ早いが、例の大切の品を今のうちに取出しておこうか。お菊もお仙も一緒にまいれ」
二人の女は用人のあとに付いて、奥の土蔵へ行った。古い蔵は物置同様で、殆ど碌なものも収めてなかったが、青山の家に取って唯ったひとつの大切の品が入れてあった。それは珍らしい高麗焼の皿で、かずは十枚揃っていた。
武士の家で何故こんな器を大切にしているのか、その仔細はよく判っていないが、世に珍らしい品であるから大切にするという意味がだんだんに強められて来て、いつの代からかこの皿をことごとく割る時は家が亡びるという怖ろしい伝説さえも生まれて来た。