후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ばんちょうさらやしき
番町皿屋敷
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 番町皿屋敷(ばんちょうさらやしき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,494자 · 67화면
八
自分が打毀した皿の残りがまだ三四枚あるのを持出させて、彼は水野に見せた。
水野も褒めた。ほかの者共も褒めた。いくら褒められても、播磨は何とも感じなかった。彼はただ無暗に酒を飲んで、時々に大きな声で笑った。
「この間あるところでお身の伯母御に逢ったよ」と、水野はいった。「伯母御はお身の喧嘩好きを苦に病んでわしに意見してくれいと当て付けらしく申しておった。はははは。あの伯母御もなかなか曲者だ。言葉争いでは敵わぬと見て、わしも黙って陣を引いたよ」
「はは、なんの伯母御が……」と、播磨は気味の悪い顔をしてあざ笑った。「二口目には勘当の縁切のと嚇しても、もうその手では行かぬ。あたら男一匹がこれから何をして生くる身ぞ。八百八町をあばれ歩いて、毎日毎晩喧嘩商売……。このほかに播磨の仕事はござらぬ」
「つよいのう」と、水野も笑っていた。
八
客の帰ったあとで、播磨は残りの高麗皿を皆んな打砕いて、同じ井戸の底へ投げ込んでしまった。この皿がみんな損じる時には家がほろびる――こんなことを彼は何とも考えてなかった。
それから後の彼の気性はいよいよ暴くなった。恋と宝とを同時に失った彼は、もう喧嘩商売で生きてゆくよりほかに途がなかった。