후리가나로 읽는 일본 고전
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しろうまだけ
白馬岳
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 白馬岳(しろうまだけ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,746자 · 28화면
末端は五、六尺の厚さある雪の層が隧道を作り、其奥から氷のように冷たい水が解放された喜びを歌うようにわめきながら走り出している、洞穴の口元は温泉の湯気のように濛々たる水蒸気が立ち罩めているが、其中に入るとひやりとつめたい。
雪渓は離れて眺めると、如何にも表面が滑かで真白な雪の連続のように想えるが、其上に下り立って熟視すると思の外に雪は汚れている。これは両岸の山側から土やごみが落ちる為で、高い所に行く程汚れが無くなる。表面も風に吹かれて波立った水面のように凹凸がある、この窪みを足場にすれば滑る心配が少ない。それに雪もざらめのようにざらついた粒の集りなので、降りたての雪のように滑ることはない。この雪の粒が互に固く癒合凍結すれば則ち氷河となる、氷河となるにはまだ高度が不足して居る。此辺の緯度ならば外国の例から推して、雪線は恐らく一万三千五百尺前後であろうから、この雪渓を氷河にする為には、少くとも白馬岳を千百五十米だけ高くする必要がある。
白馬岳の雪渓は、其雪量と長さとに於て他に匹敵するものがないように噂されていたが、今では黒部川の大峡谷を隔てて、直ぐ西に対峙している立山山脈の立山連峰の方が白馬連峰よりも深雪地であることは隠れなき事実となった。