후리가나로 읽는 일본 고전
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ふくざわゆきち
福沢諭吉
高山 毅
高山 毅의 福沢諭吉(ふくざわゆきち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 54,555자 · 109화면
塾は「適塾」といい、船場の過書町(いまの東区北浜三丁目)にありました。緒方先生はすぐれた町医者で、オランダ語とオランダ医学をおしえていて、おおぜいの書生がいました。
諭吉が適塾にはいったのは、安政二(一八五五)年三月のことでした。先生は諭吉にむかって、
「いままで、どんな勉強をしてこられたのかね。」
とたずねました。
「はい、きまった先生はございません。長崎で、いろいろな先生からならいました。」
「では、これをよんでごらん。」
先生がさしだした本を、諭吉はしばらくみていましたが、やがてよみはじめました。これまでに勉強したことをおもいだしながら、日本語にほんやくしていきました。
「ほほう。本場の長崎で勉強しただけあって、きみは、よみかたがうまい。」
とほめてくれたので、諭吉がおもわずにっこりしますと、
「だが、どうも、きみは正式な勉強をしてないようだね。土台がしっかりしていない。外国語のいみをただしくくみとるには、文法、つまりことばのきまり、やくそくだね、それをよくしっていなければいけない。文法は文章の土台だ。きみは、文法を、あたらしく第一歩からやりなおすひつようがあるね。