후리가나로 읽는 일본 고전
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わたしのりれきしょ
私の履歴書
井上 貞治郎
井上 貞治郎의 私の履歴書(わたしのりれきしょ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 34,380자 · 69화면
後に聯合紙器創立の際、ひと方ならぬ世話になった東京電気(後の東芝)とは直接のつながりはなかったが、下谷根岸の栄立社を通じて多量の電球包装用紙の注文を受けたことがある。これが東京電気との最初の縁故となった。
私は独身生活のさびしさをまぎらすためにバイオリンを習ったりしたが、ときには五十銭玉一つ握り、万一の用意に一円札をたび裏にしのばせ女遊びにも出かけた。洲崎の弁天橋のたもとで、馬肉をさかなにしょうちゅうをひっかけてからいくのだが、帰りを早く切上げるのでだれも気がつかない。近所では『井上ほど商売熱心なカタブツはない』との評判だったが、なんぞはからん、私はこの五十銭の楽しみをかかさなかったのである。
その後、半年ばかりたって、また所氏の世話で後妻をもらい、二人の男の子をもうけた。私は初めてみるわが子の顔に、父親としての責任を感じ、ますます商売に心身を打込んでいったのである。このため商売も次第に繁盛し、大正二年には二千円の貯金もできるほどになった。私はいつまでも手工業にあまんじるべきではないと、ドイツから巻取り段ボール機械の輸入を計画し始めた。
聯合紙器創立