후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ひきょうのにちりんき
秘境の日輪旗
蘭 郁二郎
蘭 郁二郎의 秘境の日輪旗(ひきょうのにちりんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 84,829자 · 169화면
祥子の身の上
曹長は、無雑作にこたえた。
祥子の身の上
どうして園部家のことなんかきいたんだろう?――そういう疑問が、ひょっこり英夫の頭にうかび上った。
園部の住んでいた、家の前を通る時だった。
「園部の家と親しくしておられたそうですが……」
曹長もその家に気がついたと見えて、
「……実にかあいそうなことをしました」
と、重い口調でいった。
「どうして園部さんを知ってるんですか?」
「園部の家内が、私の従妹にあたるのでありましてね」
「あっ、そうですか、じゃあご親戚だったんですね」
「そうです。私は支那事変がはじまってから、ずっと出征しておったもんですから、園部の失敗したこともちっとも知らずにいたんです。中尉殿と偶然なお話しからそれを知りまして、しかもご近所だとのことで驚きましたよ」
「じゃあ、僕の家の近所まで来たことがあるわけですね」
「――、ところが、園部の主人と私とはあまり仲がよくありませんでしたので、一ども来たことはないのですよ、マレーでゴム園をやっていたその弟の方とは子供のころから仲よしでしたがね。そんなわけですが、落ちぶれて田舎へ引籠ったとなるとかあいそうですから、こんど戦地からかえって、いろいろ問い合せて見ると、母親――つまり私の従妹も死んでしまって、女の子の引取り手もないという始末です、よくよく貧乏してしまったんです