일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ひきょうのにちりんき

秘境の日輪旗

蘭 郁二郎

蘭 郁二郎의 秘境の日輪旗(ひきょうのにちりんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 84,829자 · 169화면

아오조라 문고

バリト河

祥子は、なつかしそうに小箱を見つめた。

「祥子にも話して聞かせましたがね……」

叔父さんは、白いハンカチで汗を拭きながら、いいにくそうに、

「この子も、ぜひ御一緒に行きたいというのです、わたしの代理に、この子をお願いしたいのですがね」

「そりゃあ、無理ですよ、どんな危険にぶっつかるかわからんのですからね」

謙一が、にべもなくいった。

バリト河

「マングローブって、珍らしい胎生の植物ですってね」

祥子がいった。

船は今、バリト河をさかのぼっていた。バンジェルマシンから二百キロ、マルタプラ河をさかのぼり、紅樹林――マングローブの生い茂るバリト河の上流に入った。

昭南島から、わが陸海の荒鷲が、翼を休めるウリンの飛行場に着いたのは、きのうの正午だった。

祖先と日本のために、兄弟の冒険に加わろうとする祥子の願いは、さすがの謙一もことわりきれずに、おなじ飛行機で、ボルネオに飛んだのだった。

飛行場の将校たちは、謙一中尉のために、さかんな壮行会を催してくれた。その上、何か重大な事件がおこった場合には、無電で知らしてくれれば差支えのないかぎり、飛行機を出動させてもいいという親切な言葉を、隊長がはなむけしてくれた。