후리가나로 읽는 일본 고전
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 鉄塔の怪人/海底の魔術師(てっとうのかいじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 160,770자 · 322화면
ふたりとも、つかれているので、ときどきうとうと眠りますが、すぐにはっと目をさまします。寝てしまっては、たいへんだと思うからです。
もう、真夜中を、とっくにすぎていました。つめたい風が吹いてきました。耳をすますと、まっ暗な下界からは、けだもののうなり声らしい音が、だんだん、近づいてくるように思われます。
とつぜん、小林少年が「あっ。」と、小さくさけびました。やみの中をすかして見ると、ずっとむこうにホタルのような小さな光が、パッパッと、ついたり消えたりしていたのです。
小林君は、大いそぎで立ちあがると、バンドの七つ道具の中から、懐中電灯をとりだしました。そして、それを高くささげながら、こちらも、パッパッと、つけたり消したりするのでした。賢二君も、これを見ると、びっくりして立ちました。そして、小林少年のそばによってたずねるのです。
「小林さん、どうしたの? なにをしているの?」
「電灯の光で、モールス信号を、やっているんだよ。ほら、よくごらん、ずっとむこうの方に、ホタルのような光が、見えるだろう。あれは懐中電灯だよ。むこうでも、信号をしっているんだ。」
「えっ、じゃあ、あすこに人がいるんだね。