후리가나로 읽는 일본 고전
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 鉄塔の怪人/海底の魔術師(てっとうのかいじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 160,770자 · 322화면
「これは魔法のつえですよ。たった三十センチの筒が、たちまち、三メートルにのびるのですよ。」
「へー、ほんとうかい?」
広田はびっくりしています。
「ほら、ごらんなさい。のびるでしょう。手品師のもっているつえと同じしかけです。」
銀の筒を、サッとふると、倍の長さになり、もう一度、ふると、三倍の長さになり、四倍、五倍、六倍と、いくらでものびていくのです。それは写真機をのせる三脚と同じしかけで、銀色の筒の中に、すこしほそい第二の筒があり、その中にまた、もっとほそい第三の筒があるというように、十本の筒がかさなりあっていて、それを、つぎつぎと、ひっぱりだせば、おしまいには、十倍の長さにのびるしかけなのです。
「ね、わかったでしょう。この長い棒があれば、地下室をぬけだすことなんか、わけもありませんよ。」
小林少年は、たちあがって、その銀色の長い棒をてんじょうの落としぶたのほうへ、のばしました。
「懐中電灯で、てんじょうをてらしてください。」
広田がいわれたとおり、てんじょうをてらします。そのまるい光のなかに、落とし穴のふたを、とめている金具が見えます。小林君は、せのびをして、長い棒のさきで、その金具を、よこから、たたくようにして、とうとう、はずしてしまいました。